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あと何回の「夏」・・・・

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昨日のサンセットは、梅雨明けらしく雲下端が切れて
秋の空のようなわけではないけれど、とても美しかった。
沖合に船を漂わせて、梅雨時とは明らかに変わった、乾いた風を感じながら
太陽が沈み、残り日が雲を染めて、だんだんと水色が藍に変わってゆくのを
船の上からじっと、見つめた。

いつかご一緒した、オールドソルトが、同じように沈む夏の夕日を見つめながら
ポツンと呟いた言葉が、深く心に残っている。
「あと、何度、夏を迎えられるかな・・・・・」
いや、まだまだです・・・と言おうとしたが、そんな言葉が彼の深い人生の
終盤を表現する受け答えに、あまりに、空虚であることを悟り
ぼくは言葉を、飲み込んだ。

「夏」は一年の中でも「華」であり、人生の時間を象徴する季節のような気がする。

空の水色は、やがて少しづつその色合いを深めて、青から藍へ変化してゆく。
西の空から東の空を、ずっと天空を経由して見回せば、青色系のグラデーションが
広がっている。
まだ、少し太陽の光が残り、この藍がでる時間が、ぼくは好きだ。

素敵な夕方の時間を感じて、幸せひとつ。
少しだけ、悲しいことが、ひとつ。

心が揺れた夏の始まりの日・・・・。

# by hwindlife | 2011-07-11 11:33 | ヨット  

セーリングという「文化」

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残念ながらこの国には、幼い頃からヨットでセーリングするという
そんな経験をする子どもは、そう多くない。
大きなヨットでなくても、たとえ、小さなディンギーであったとしても
それに触れることができるのは、マイノリティーだ。
こんなに周りを海に囲まれているのに、と、残念に思う。

多くの外国では、セーリングをするということが、日常的とまではいかないとしても
夏のキャンプや海水浴のようなレベルで、子どもたちが経験していると聞く。
外国の絵本に、夏の一日、父親と小さなヨットでセーリングをするシーンが
大切な家族との時間の一こまとして描かれているのみると
日本との「文化」の違いを感じる。

風を受けて、大きな海を、自由にはしる。
これは、子どもでなくとも、爽快な経験だ。
幼いころに経験すれば、身体の奥、魂の根っこに、必ずその印象は残る。
あの、海に抱かれ、そして自由になったフィーリングは
誰かに伝えたくなる。
伝えずには、いられない。
子どもたちがやがて大人になり、仕事や人生に躓いたたり、いや余裕ができたりして
また海に還ってきたとき、必ずきっと、その子どもたちに
海を自由にはしる、「セーリング」を伝えたくなるに違いない。

梅雨明けの蒲郡。
二家族を午前と午後に乗せて、小学生たちとセーリングした。
彼らは、音もなく、海を滑る様子に、何かを感じただろうか。
ずっと続く海原の向こうの、大きな入道雲に、夏の爽快感を感じただろうか。
都会でゲームに執心する子どもたちの心の向きを、ほんの一瞬でも
「こちら」に向けられただろうか・・・・・。

大人の、そしてぼくの「責任」・・・・。

# by hwindlife | 2011-07-10 00:34 | ヨット  

ぼくの船は宇宙船

夜の海は、ほんとうは素敵だ。
夜の海の、真っただ中に、小さな小舟でひとりでいることを想像すれば
確かに怖ろしくもあり、胸を締め付けられるような不安を感じる。
そんな日もある。
でも、そうでない日も、あるのだ。

夏のはじまりの熱海。
ここまで、鳥羽から150マイルのヨットレースを戦って、ようやくたどり着いた。
石廊崎のカームにつかまり、漂い、それでも夕暮れどきから吹き始めた東風に乗って
深夜の1時すぎ、初島のゴールをぬけた。
ずっと、クローズホールドで、ヨットはヒールしていたため、それを支えた身体が痛い。
初島ゴールを抜けて、深夜の熱海のマリーナに向かうときは
すでに緊張の糸が切れていた。
達成感なのか、安堵感なのか・・・。
いや、少し空虚な心持で、ぼんやりマリーナに着岸した・・・・・。
それから二日間、なにもせずに、熱海のマリーナの船の上で過ごした。

三日目の深夜、ひとり、熱海を出航した。
伊豆大島へゆく。
熱い日中より、涼しい深夜。
伊豆大島へ、明朝、着く予定で。
海は凪いでいた。
軽く、リズミカルなエンジンの音が、静かな海の上に響く。
この船だけが、この海の中で異物なものであることは、明白だ。
ぼくは少しエンジンの出力を絞り、周りの何かしらの気配を感じながらも
ゆっくりと沖へ出た。
初島を再び過ぎると、伊豆半島に灯る、小さな灯りだけになった。
月は、出ていない。
ふと振り返ると、船の作った波に、緑に輝く夜光虫。
異様に明るく見えるのは、周りが暗いからか。
しばらく、その緑の航跡に見とれて、そして気がついた。
海の上に、無数の光の粒が見える。
キラキラと・・・。
何かのプランクトン?
船首の方を見れば、海のその光のツブは、境目がわからない空へと続いていた。
そう、それは海に映った星。
ぼくの船は、頭上に輝く満点の星と、海の上に輝く、星の間を
蛍光グリーンの航跡を引きながら進む、宇宙船のごとく・・・。
ずっと、そのまま、深夜の宇宙をゆく。
どこに今、いるのか。
何時なのか。
もう、どうでもいい。

いくつも流れ星が、クロスしながら、流れる。
人工衛星が、規則的な速度で、漆黒の天空を進む。
ぼくは、いつもの独り言も発せず、小さな宇宙船の隅っこに
上を向いてじっとしていた・・・。
ここは、どこだ・・・・。

宇宙にいったことは、もちろん、ない。
行きたいかと聞かれれば、もちろん行きたい!
星は大好き。
息子の名前につけたくらい。
ほんとの宇宙は、きっと無理。
でも、海の宇宙には、いつかまた巡り合える気がしている。

# by hwindlife | 2011-07-09 01:00 | ヨット  

振る舞い

昨日、少し、凹む出来事があった。
久しぶりに、知らない若者と、モメた。
黙っていられない、状況だった。
黙って、見過ごす自分が、許せない状況だった。
昔に比べれば、かなり「温厚」になったはずの自分。
いろんなことが、許せるようになったものだと、自分自身に対して
大人になったのか、歳をくったのかと・・・・。
あかん、黙ってこいつを、許しちゃ、いかん!
自分の奥にしまったはずの「感覚」が、目覚めてしまった。

結果・・・・。
素直に聞くはずもない、その若者に、しばらくの言葉の応酬のあと
完全にブチギレた。
公に、問題になるほど(問題になっているかもしれない)暴れた。

後味は、正直悪い。
ゲンコツに、その、忌々しい感覚がまだ残り、
それ以外の、もっとスマートな方法をとれなかった自分が
情けない。

彼と同じ年齢のころ、ぼくは「大人」になりたくなかった。
「大衆迎合」という言葉に悪寒を感じ、流されるものかと、いきがった。
あのとき、気持ちが悪くなるくらい嫌いだった「大人」に
なってしまっていないだろうか。
「大人」として、彼に接したわけではない。
ぼくの嫌いな「大人」は、あの場面で、見て見ぬふりをしたのかもしれない。
それでも、この後味の悪さはなんなんだろう・・・。
若き時代には、感じなかった、この気持ち・・・。

# by hwindlife | 2011-07-08 20:55 | 好きなこと大切なこと  

家族で海水浴!

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土日にレッスンが入ることが多く、なかなか子どもたちとの時間がとれない。
かなり、ストレスフリーなライフスタイルになってはきたが、それだけは少し残念。
日曜日、珍しくスケジュールが空いた。
海開きは昨日したばかり。
海水浴へ行こう!
息子の操船で、大島へ。
沖合にアンカーリングして、ゴムボートで上陸する。
大島の海の家でバーベキュー。
その後、お決まりの飛び込み台。
息子は、昨年、飛び込むのに30分もかかったが、今日はあっさりと・・・。
こんなとこにも、些細な成長が見える。
再び、ゴムボートに乗り、少し離れた小島へ。
周囲100mくらいの小さな無人島。
驚くほど水が綺麗なのに、少し驚いた。

子どもたちとの「時間」。
なによりも大切にしなきゃいけない・・・そうは思っている。
義務・・とかではなく、純粋に、その時間が楽しいし、かけがえのないもの、と思えるから。
この夏。
海の仕事と折り合いをつけ、素敵な時間を、共有したいものだ。

# by hwindlife | 2011-07-03 23:17 | 家族のこと