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北海道 富良野の旅

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# by hwindlife | 2011-11-07 22:21 | 自然について  

答志島レッスンクルージング



ISPAセーリングスクールのクルージング実践レッスンで三重県の答志島へ。風に恵まれて、マリーナ出てから島に着くまで、ずっと風だけのセーリングでゆく。講習生は三名、お医者さん、元ロケット設計技師、ヨット部出身の先生、など多彩な顔ぶれ。デイスキッパーのレッスンなので、セーリングプランの立案から、風やコース、セールサイズのジャッジなどみなさんで行ってもらう。安心して見ていられる、いいチームだ。

伊良湖水道を、ゆきかう大型船を交わしながら、それでもエンジンはかけずにセーリングで進む。今年は何度もここを、レッスンで渡った。この水域へ入ると、風が必ずと言っていいほどあがり、うねりが入る。今回は穏やかだか、ヨットが進むには充分な風がある。快適だ・・・。

島では、先着していた葉山からのヨットに、少し無理を言ってスペースを空けて頂き、いつもの場所に強引に係留した。和具という名のこの漁港は、ぼくのお気に入りだ。狭い漁港だが、漁船に囲まれて、緑の山が迫り、島独特の風情がある。
ここへ来るたび、いつかの5月の日を思い出す。少し離れた牡蠣で有名な港の近くで、牡蠣の食べ放題を頂いた。煙に咽ながらも、こんなに食べたの?と自分でも疑るくらいの数の焼牡蠣を食した。この年は、特に牡蠣が美味しかった。翌日、答志島のこの港へ移動した。そこで、昨日の牡蠣屋さんの娘、小学生の女の子が遠足に来ているのに出会った。挨拶をすると少しはにかんで、少し笑った。黒い、クリっとした目がかわいくて印象的だった。ぼくは女の子が友達たちと、島の浜辺で遊び、お弁当を食べているのを、ぼんやりと、時間の観念もなしに、ヨットの傍らから眺めていた。静かな午後だった。何もないこの場所に、子どもたちの声が響き、なんとも言えない安らかさを生みだしていた。波の音、時折聞こえる漁船のエンジンの音、高い空で鳴く鳥、そして子どもたちの声・・・・。つまり、これ以外、必要ないのだと、思った。
その日の夕方は、ひと際夕焼けが綺麗だった。そしてそのあと、空は蒼く、闇に沈んだ。その日の明け方に偶然見た、信じられらないような茜色の夜明けの空の色とともに、ぼくは心の目に焼き付けた。何度もこの周辺は船旅しているが、あの時の旅、あの日の情景を、ぼくはずっと忘れない・・・。

島の帰りも、またいい風が吹いていた。エンジンを早々と切って、風に乗って進む。伊良湖水道にさしかかると、また風が少しあがった。セイルを少し小さくする。もう、黙っていても、みんなは必要な動きを的確にこなしている。だからヨットの上は静かだ。風の音と、波の音だけ・・・。

素敵な二日間だった。

# by hwindlife | 2011-09-12 22:35 | ヨット  

久しぶりの北西



ゆっくりとした、台風がいった。
大雨を降らし、日本全国に被害を出した、迷惑なやつだ。
日本の真ん中を、直撃、真っ二つにするかのような進路で
それも、鈍行で・・・。

台風が過ぎた後、一時的に等圧線が細かくなって、北西の風がふく「とき」もある。
多く場合、日本列島から離れる台風は、急に足が速くなって、その等圧線状態も
長くは続かず、風も期待できない。
でも、今回は少し違った。
マリーナでくすぶっていると、北西の風が吹きだした。
暖かで、北西・・・・これは天国。

少し前に、また、痛めてしまった足が、またまた腫れてしまうほど
楽しんだ。
もう、秋の気配。
夏がゆくのも、はやい・・・・。

# by hwindlife | 2011-09-07 15:18 | カイトボーディング  

二度目は、ない

深夜0時の公園。
息子と、愛犬と・・・。
こんな遅くに、息子が一緒なのは訳がある。

夕飯時、厳しく息子を叱った。
何度も注意されていることを、繰り返したからだ。
一度は許す、ただ、二度目はない!。
そう、彼には言い聞かせてきた。
何度も・・・。
小学生低学年の彼にとって、わかっていても、つい・・・。
それはわかる。

夕食後、再び、叱る「ネタ」が出てしまう。
これまた、何度も、言い聞かせてきたこと。
もう、我慢しない。二度目は、ない。
首根っこを捕まえてぶら下げ、玄関の外に放り出す。
中から二重カギ、そして電気を消す。
「朝までそこにいろ!」
裸足で、泣きじゃくる息子・・・。

そして、一時間・・・・・。
いまどき、外に放り出されるような叱られ方をする子どもも少ないかも。
近所では、虐待してると、思われてるかもな・・。
でも、これも、しかたない。
そして、また一時間。
犬を散歩に連れ出すとともに、息子に声をかける。
「靴はいて、ついてこい!」

何も知らずにはしゃぐ愛犬。
息子は、少し後を、神妙な顔で続く。
誰もいない、深夜の公園でベンチに座る。息子も隣に。
しばらく、何も、しゃべらない。
いや、どう、伝えるか、迷っていた。
「わかるか、パパの気持ち」
「うん・・・・」
「二度目はないんだ」
「知ってる・・・・」
「これから。どうすればいいか、わかるな?」
「うん・・・・」

今日は、これだけ。
多くの言葉は、必要ないと感じた。
しばらく、二人で座り、そして彼は犬と走り、家へ帰った。
二人で遅い風呂に入り、洗い、抱きしめてオヤスミをした。

二度目はない・・・。
その言葉は、昔、山の世界で先輩から言われ
そして、自分の命のやりとりの中で、強く実感した。
50%のい確率で臨む厳しい山で、同じミスを二度繰り返して
生きて帰れる可能性は、限りなく低い。
街の暮らしの中で、そんなことはないにしろ、自分の人生の「轍」であることは確かで
それを息子に、時に触れ伝えたいと、願っている。
そして、自分だって、何度も同じ間違いを犯している「愚」を、
自分に強く戒めることだって、必要なはずだ。
山なら、とっくに、死んでいる・・・。
息子を叱りながら、実は自分の胸も痛い。

台風が去って、何故だか少し、ざわついていた心が静かになってきた。
明日からはまた、夏日が戻るだろう。
夏の「計画」を考えなきゃ・・・。
この夏の、息子との冒険の「計画」・・・・。

# by hwindlife | 2011-07-23 00:40 | 家族のこと  

君に見せたいもの

どう・・・・最近・・・。
なんだかずいぶん、久しぶりのような気がするなぁ。
何見てるんだよ。
髪・・・?薄くなったかな・・・。
え・・?白い?もうずっと前からだよ。
君が生まれた頃だって、ほんとうはずいぶん白くなってたんだ。
美容院でカラーしてたんだよ。
ぼく?
変わらないよ・・・いやほんとうはちょっと、ショボイかな・・。
でも元気だよ。
海にだって時折行ってる。
昔みたいに強い風の日は出られやしないけどね。
元気さ・・・・。
でもちょっと、寂しいさ。
もちろん・・・・。

どう・・・最近・・・。
ほんと、久しぶりだよ。
ちゃんと勉強してる?
友達は?
ボーイフレンドは?
質問ばかりは・・・・・よくないね。
元気なら、それでいい・・・・・。
ぼく?
ぼくか・・・・ほんとは寂しいさ。
笑って言うけどね。
でも心配いらない。
君の顔見たら元気になったよ。
またいつか、昔のように一緒にヨットで海に出たいな。
付き合えよ・・・。
いや・・・時間があればね・・・。



これは、娘が生まれてから、なんども重ねて、見る夢・・・。
いつかのブログに描いた会話・・・。
今日、レッスン後、疲れて船でうたた寝して、また出会った。


離れて暮らす娘が、久しぶりに訪ねてきて
少しだけ高揚しながら、悟られないように、静かに話している。
ぼくは、多分、海べの小さな田舎で暮らす。
子どもたちは、それぞれの人生を、ぼくがそうであったように
ほんのときどき、親のことを思い出しながら
日々にまみれてるんだろう。
ぼくは、いつも、子どもたちのことを想っている。
ぼくの人生が、微かに、彼女たちにつながっているのを
信じられるようになって、少しだけ、平穏な心持だ。
朝日を見て、夕陽に泣き、一日が、昔に比べればなにげに過ぎる。

これは夢の中のこと。
そんな状況を、望んでるわけじゃない。
でも、なんとなく、具体的に想像してしまっているぼく・・・。
でも、20年後、これだけは娘に必ず言おう・・・。

「今日は、いい風が吹いてるんだ。
夕方、海に出よう。
この季節の、海から見る、空の色は、ずっと好きだったんだ。
一緒に、見よう。
いや、君にぜひ、見せたい。」

# by hwindlife | 2011-07-16 00:30 | 好きなこと大切なこと