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二度目は、ない

深夜0時の公園。
息子と、愛犬と・・・。
こんな遅くに、息子が一緒なのは訳がある。

夕飯時、厳しく息子を叱った。
何度も注意されていることを、繰り返したからだ。
一度は許す、ただ、二度目はない!。
そう、彼には言い聞かせてきた。
何度も・・・。
小学生低学年の彼にとって、わかっていても、つい・・・。
それはわかる。

夕食後、再び、叱る「ネタ」が出てしまう。
これまた、何度も、言い聞かせてきたこと。
もう、我慢しない。二度目は、ない。
首根っこを捕まえてぶら下げ、玄関の外に放り出す。
中から二重カギ、そして電気を消す。
「朝までそこにいろ!」
裸足で、泣きじゃくる息子・・・。

そして、一時間・・・・・。
いまどき、外に放り出されるような叱られ方をする子どもも少ないかも。
近所では、虐待してると、思われてるかもな・・。
でも、これも、しかたない。
そして、また一時間。
犬を散歩に連れ出すとともに、息子に声をかける。
「靴はいて、ついてこい!」

何も知らずにはしゃぐ愛犬。
息子は、少し後を、神妙な顔で続く。
誰もいない、深夜の公園でベンチに座る。息子も隣に。
しばらく、何も、しゃべらない。
いや、どう、伝えるか、迷っていた。
「わかるか、パパの気持ち」
「うん・・・・」
「二度目はないんだ」
「知ってる・・・・」
「これから。どうすればいいか、わかるな?」
「うん・・・・」

今日は、これだけ。
多くの言葉は、必要ないと感じた。
しばらく、二人で座り、そして彼は犬と走り、家へ帰った。
二人で遅い風呂に入り、洗い、抱きしめてオヤスミをした。

二度目はない・・・。
その言葉は、昔、山の世界で先輩から言われ
そして、自分の命のやりとりの中で、強く実感した。
50%のい確率で臨む厳しい山で、同じミスを二度繰り返して
生きて帰れる可能性は、限りなく低い。
街の暮らしの中で、そんなことはないにしろ、自分の人生の「轍」であることは確かで
それを息子に、時に触れ伝えたいと、願っている。
そして、自分だって、何度も同じ間違いを犯している「愚」を、
自分に強く戒めることだって、必要なはずだ。
山なら、とっくに、死んでいる・・・。
息子を叱りながら、実は自分の胸も痛い。

台風が去って、何故だか少し、ざわついていた心が静かになってきた。
明日からはまた、夏日が戻るだろう。
夏の「計画」を考えなきゃ・・・。
この夏の、息子との冒険の「計画」・・・・。

by hwindlife | 2011-07-23 00:40 | 家族のこと  

君に見せたいもの

どう・・・・最近・・・。
なんだかずいぶん、久しぶりのような気がするなぁ。
何見てるんだよ。
髪・・・?薄くなったかな・・・。
え・・?白い?もうずっと前からだよ。
君が生まれた頃だって、ほんとうはずいぶん白くなってたんだ。
美容院でカラーしてたんだよ。
ぼく?
変わらないよ・・・いやほんとうはちょっと、ショボイかな・・。
でも元気だよ。
海にだって時折行ってる。
昔みたいに強い風の日は出られやしないけどね。
元気さ・・・・。
でもちょっと、寂しいさ。
もちろん・・・・。

どう・・・最近・・・。
ほんと、久しぶりだよ。
ちゃんと勉強してる?
友達は?
ボーイフレンドは?
質問ばかりは・・・・・よくないね。
元気なら、それでいい・・・・・。
ぼく?
ぼくか・・・・ほんとは寂しいさ。
笑って言うけどね。
でも心配いらない。
君の顔見たら元気になったよ。
またいつか、昔のように一緒にヨットで海に出たいな。
付き合えよ・・・。
いや・・・時間があればね・・・。



これは、娘が生まれてから、なんども重ねて、見る夢・・・。
いつかのブログに描いた会話・・・。
今日、レッスン後、疲れて船でうたた寝して、また出会った。


離れて暮らす娘が、久しぶりに訪ねてきて
少しだけ高揚しながら、悟られないように、静かに話している。
ぼくは、多分、海べの小さな田舎で暮らす。
子どもたちは、それぞれの人生を、ぼくがそうであったように
ほんのときどき、親のことを思い出しながら
日々にまみれてるんだろう。
ぼくは、いつも、子どもたちのことを想っている。
ぼくの人生が、微かに、彼女たちにつながっているのを
信じられるようになって、少しだけ、平穏な心持だ。
朝日を見て、夕陽に泣き、一日が、昔に比べればなにげに過ぎる。

これは夢の中のこと。
そんな状況を、望んでるわけじゃない。
でも、なんとなく、具体的に想像してしまっているぼく・・・。
でも、20年後、これだけは娘に必ず言おう・・・。

「今日は、いい風が吹いてるんだ。
夕方、海に出よう。
この季節の、海から見る、空の色は、ずっと好きだったんだ。
一緒に、見よう。
いや、君にぜひ、見せたい。」

by hwindlife | 2011-07-16 00:30 | 好きなこと大切なこと  

あと何回の「夏」・・・・

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昨日のサンセットは、梅雨明けらしく雲下端が切れて
秋の空のようなわけではないけれど、とても美しかった。
沖合に船を漂わせて、梅雨時とは明らかに変わった、乾いた風を感じながら
太陽が沈み、残り日が雲を染めて、だんだんと水色が藍に変わってゆくのを
船の上からじっと、見つめた。

いつかご一緒した、オールドソルトが、同じように沈む夏の夕日を見つめながら
ポツンと呟いた言葉が、深く心に残っている。
「あと、何度、夏を迎えられるかな・・・・・」
いや、まだまだです・・・と言おうとしたが、そんな言葉が彼の深い人生の
終盤を表現する受け答えに、あまりに、空虚であることを悟り
ぼくは言葉を、飲み込んだ。

「夏」は一年の中でも「華」であり、人生の時間を象徴する季節のような気がする。

空の水色は、やがて少しづつその色合いを深めて、青から藍へ変化してゆく。
西の空から東の空を、ずっと天空を経由して見回せば、青色系のグラデーションが
広がっている。
まだ、少し太陽の光が残り、この藍がでる時間が、ぼくは好きだ。

素敵な夕方の時間を感じて、幸せひとつ。
少しだけ、悲しいことが、ひとつ。

心が揺れた夏の始まりの日・・・・。

by hwindlife | 2011-07-11 11:33 | ヨット  

セーリングという「文化」

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残念ながらこの国には、幼い頃からヨットでセーリングするという
そんな経験をする子どもは、そう多くない。
大きなヨットでなくても、たとえ、小さなディンギーであったとしても
それに触れることができるのは、マイノリティーだ。
こんなに周りを海に囲まれているのに、と、残念に思う。

多くの外国では、セーリングをするということが、日常的とまではいかないとしても
夏のキャンプや海水浴のようなレベルで、子どもたちが経験していると聞く。
外国の絵本に、夏の一日、父親と小さなヨットでセーリングをするシーンが
大切な家族との時間の一こまとして描かれているのみると
日本との「文化」の違いを感じる。

風を受けて、大きな海を、自由にはしる。
これは、子どもでなくとも、爽快な経験だ。
幼いころに経験すれば、身体の奥、魂の根っこに、必ずその印象は残る。
あの、海に抱かれ、そして自由になったフィーリングは
誰かに伝えたくなる。
伝えずには、いられない。
子どもたちがやがて大人になり、仕事や人生に躓いたたり、いや余裕ができたりして
また海に還ってきたとき、必ずきっと、その子どもたちに
海を自由にはしる、「セーリング」を伝えたくなるに違いない。

梅雨明けの蒲郡。
二家族を午前と午後に乗せて、小学生たちとセーリングした。
彼らは、音もなく、海を滑る様子に、何かを感じただろうか。
ずっと続く海原の向こうの、大きな入道雲に、夏の爽快感を感じただろうか。
都会でゲームに執心する子どもたちの心の向きを、ほんの一瞬でも
「こちら」に向けられただろうか・・・・・。

大人の、そしてぼくの「責任」・・・・。

by hwindlife | 2011-07-10 00:34 | ヨット  

ぼくの船は宇宙船

夜の海は、ほんとうは素敵だ。
夜の海の、真っただ中に、小さな小舟でひとりでいることを想像すれば
確かに怖ろしくもあり、胸を締め付けられるような不安を感じる。
そんな日もある。
でも、そうでない日も、あるのだ。

夏のはじまりの熱海。
ここまで、鳥羽から150マイルのヨットレースを戦って、ようやくたどり着いた。
石廊崎のカームにつかまり、漂い、それでも夕暮れどきから吹き始めた東風に乗って
深夜の1時すぎ、初島のゴールをぬけた。
ずっと、クローズホールドで、ヨットはヒールしていたため、それを支えた身体が痛い。
初島ゴールを抜けて、深夜の熱海のマリーナに向かうときは
すでに緊張の糸が切れていた。
達成感なのか、安堵感なのか・・・。
いや、少し空虚な心持で、ぼんやりマリーナに着岸した・・・・・。
それから二日間、なにもせずに、熱海のマリーナの船の上で過ごした。

三日目の深夜、ひとり、熱海を出航した。
伊豆大島へゆく。
熱い日中より、涼しい深夜。
伊豆大島へ、明朝、着く予定で。
海は凪いでいた。
軽く、リズミカルなエンジンの音が、静かな海の上に響く。
この船だけが、この海の中で異物なものであることは、明白だ。
ぼくは少しエンジンの出力を絞り、周りの何かしらの気配を感じながらも
ゆっくりと沖へ出た。
初島を再び過ぎると、伊豆半島に灯る、小さな灯りだけになった。
月は、出ていない。
ふと振り返ると、船の作った波に、緑に輝く夜光虫。
異様に明るく見えるのは、周りが暗いからか。
しばらく、その緑の航跡に見とれて、そして気がついた。
海の上に、無数の光の粒が見える。
キラキラと・・・。
何かのプランクトン?
船首の方を見れば、海のその光のツブは、境目がわからない空へと続いていた。
そう、それは海に映った星。
ぼくの船は、頭上に輝く満点の星と、海の上に輝く、星の間を
蛍光グリーンの航跡を引きながら進む、宇宙船のごとく・・・。
ずっと、そのまま、深夜の宇宙をゆく。
どこに今、いるのか。
何時なのか。
もう、どうでもいい。

いくつも流れ星が、クロスしながら、流れる。
人工衛星が、規則的な速度で、漆黒の天空を進む。
ぼくは、いつもの独り言も発せず、小さな宇宙船の隅っこに
上を向いてじっとしていた・・・。
ここは、どこだ・・・・。

宇宙にいったことは、もちろん、ない。
行きたいかと聞かれれば、もちろん行きたい!
星は大好き。
息子の名前につけたくらい。
ほんとの宇宙は、きっと無理。
でも、海の宇宙には、いつかまた巡り合える気がしている。

by hwindlife | 2011-07-09 01:00 | ヨット  

振る舞い

昨日、少し、凹む出来事があった。
久しぶりに、知らない若者と、モメた。
黙っていられない、状況だった。
黙って、見過ごす自分が、許せない状況だった。
昔に比べれば、かなり「温厚」になったはずの自分。
いろんなことが、許せるようになったものだと、自分自身に対して
大人になったのか、歳をくったのかと・・・・。
あかん、黙ってこいつを、許しちゃ、いかん!
自分の奥にしまったはずの「感覚」が、目覚めてしまった。

結果・・・・。
素直に聞くはずもない、その若者に、しばらくの言葉の応酬のあと
完全にブチギレた。
公に、問題になるほど(問題になっているかもしれない)暴れた。

後味は、正直悪い。
ゲンコツに、その、忌々しい感覚がまだ残り、
それ以外の、もっとスマートな方法をとれなかった自分が
情けない。

彼と同じ年齢のころ、ぼくは「大人」になりたくなかった。
「大衆迎合」という言葉に悪寒を感じ、流されるものかと、いきがった。
あのとき、気持ちが悪くなるくらい嫌いだった「大人」に
なってしまっていないだろうか。
「大人」として、彼に接したわけではない。
ぼくの嫌いな「大人」は、あの場面で、見て見ぬふりをしたのかもしれない。
それでも、この後味の悪さはなんなんだろう・・・。
若き時代には、感じなかった、この気持ち・・・。

by hwindlife | 2011-07-08 20:55 | 好きなこと大切なこと  

家族で海水浴!

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土日にレッスンが入ることが多く、なかなか子どもたちとの時間がとれない。
かなり、ストレスフリーなライフスタイルになってはきたが、それだけは少し残念。
日曜日、珍しくスケジュールが空いた。
海開きは昨日したばかり。
海水浴へ行こう!
息子の操船で、大島へ。
沖合にアンカーリングして、ゴムボートで上陸する。
大島の海の家でバーベキュー。
その後、お決まりの飛び込み台。
息子は、昨年、飛び込むのに30分もかかったが、今日はあっさりと・・・。
こんなとこにも、些細な成長が見える。
再び、ゴムボートに乗り、少し離れた小島へ。
周囲100mくらいの小さな無人島。
驚くほど水が綺麗なのに、少し驚いた。

子どもたちとの「時間」。
なによりも大切にしなきゃいけない・・・そうは思っている。
義務・・とかではなく、純粋に、その時間が楽しいし、かけがえのないもの、と思えるから。
この夏。
海の仕事と折り合いをつけ、素敵な時間を、共有したいものだ。

by hwindlife | 2011-07-03 23:17 | 家族のこと  

サンセット

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三河湾の海で、素敵なサンセットを見るには、いろいろ条件が必要だ。
季節はもちろん、秋のほうがいい。
秋の空は澄んでいて、より、「赤」が美しい。
太陽が落ちるポイントも、海よりで、より地平線に近い。
それでも、こんな梅雨の合間でも、綺麗なサンセットに期待する。

夕暮れ、レッスンが終わってドックに舫った船を、再び海に出した。
残念ながら、やはり海がオレンジに染まることはなかった。
落ち際の山には、雲が靄っていた。
それでも、暮れなずむ海に、エンジンを止めて船を漂わせ
夕陽を見ている時間は、心地よい風が火照った頬をなで
今日一番の、「とき」だった。

by hwindlife | 2011-07-02 23:26 | ヨット  

自由・・・・

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遠州の海に向かう時、心が躍る。
風はどうだ、波はどう、今日のコンディションはどうだ。
おれは、大丈夫か、ちゃんと乗れるか、覚悟はあるか。

20年以上も前、通ったこの道。
この歳になって、またこの道を海に向かえば、やっぱり心が躍る。
あのころ、古い壊れそうな車で、道具を満載し、ボリュームで流したカセット。
いつも尾崎豊だった。


自由になりたくないかい
熱くなりたくはないかい
自由になりたくないかい
思う様に生きたくはないかい
自由っていったいなんだい
どうすりゃ自由になるかい
自由っていったいなんだい
君は思う様に生きているかい


海に出てしまえば、いつも自由だった。
自分を束縛していたのは、自分。
この歳になって、ようやくわかった・・・・。

by hwindlife | 2011-07-02 23:17 | カイトボーディング  

愛犬

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猛暑が続く。
愛犬もコンクリートが熱すぎてあるけないから、早朝に散歩。
この子は二代目のゴールデンだけれど、同じ女の子でゴールデンでも
性格、まったく違う。
前の子は、大人しく、のんびり屋。この子は、オテンバ!!
どちらもカワイイけど、家を破壊するのはやめて欲しい(泣)。
今年の夏、泳げるように特訓するぞ、ルナ!!

by hwindlife | 2011-07-01 09:59 | 家族のこと