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「入る」か「出る」か・・・・

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先週、日本列島を極寒が覆った日。
カイトボードで海に入った。
予想していたより寒くなく、それでも風はしっかりと重くなってきて
手ごたえのある日だった。

そういえば、カイトやサーフィンでは海に「入る」ということが多い。
ところがヨットでは、海に「出る」という。
入るのか出るのか、どっちや!と自分自身で突っ込みたくなるような
正反対の表現・・・。
そこには、やはり、それぞれの行為での海との「間合い」のようなものがある。
カイトやサーフィンは、波にもまれることも多く、より「浸かる」的なイメージがある。
風呂に入る・・・とおんなじだ。
ヨットは、それに乗って、岸から海へ出てゆく。
安定した、安全な「岸」から、なにが起こるかわからない、人にとっては恐れ多い
危険な場所に「出て」ゆくのだ。
「出て」ゆくから、「帰ってくる」ということがなんとなくそこに含まれている。

海に入り、海へ出て、気が付けばもう今年も少ない。
今年は沢山の時間、海にいたものだ。
あんなに黒かった顔や体が、何もなかったかのように早々と色あせた。
白くなった腕を見て、少しさみしいのはどうしてだろう・・・・。

by hwindlife | 2010-12-20 22:41 | カイトボーディング  

冬の海で想う

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週末、ヨットのレッスンで海に出た。
冬にしては穏やかで、風も弱く、日差しも暖かい。
しばらく沖へエンジンをかけて出て、わずかな風を掴んでセーリングに入る。
誰もが、ヨットに初めて乗る誰もが、エンジンを止めてセーリングに入る瞬間、驚く。

10t近くもあるセーリングクルーザーが、音もたてずに海を進むのだ。
もちろん、風の音、波の音、海に自然に存在する「音」はあるわけだけれど
その中を、ずっと前からそこにいたかのように「自然」な振る舞いで、進むのだ。
風の強弱に、体を震わせるようにヨットは身震いし、左右にわずかに揺れる。
波の腹を、潜り、浮き上がり、そして滑る様は、まるでシャチが水面で戯れているように。
こんなとき、ぼくはヨットが「喜んでいる」と、感じる。
そしてこんな静かで、自然な乗り物がこの世にあることに、だれしもが驚くのは無理もない。

ぼくは長く、「ビジネス」の世界で生きてきた。
もちろん、今でもそれは継続しているわけだけれど。
ただ、それが成功しようが、失敗しようが、少し息苦しかったことは確かだ。
ぼくは、自分が本当に「自然体」で息が出来る場所で、これからの人生の多くの時間を
過ごしたいと願った。
ヨットをパートナーに、海を感じたい人たちを、そこへ導くこと。
結果としてのビジネスはそこに存在しても、本質はぼくの「希望」であること。
それは、小さな行為だけれど、自分にとっては今までになく深いものだと確信できる。
量では測れない、ささやかであるけれど、自分の魂が喜ぶ行為・・・。

今、ぼくはとても幸せなのだと、喜んで進むヨットが作る航跡を眺めながら思う。

今までの長い人生の時間は、ここに「来る」ために存在したのかもしれない。
でも、けっしてそれは、遠回りだったわけではない。
ぼくは、ぼくという人間には、この時間が必要だったのだ。
夕暮れの海を見て、ただ、夕焼けが美しいと思うのではなく、そこにいる自分を
クロスオーバーさせながら、その時にそこにいられることへの、感謝ができるには
人生の時間が必要なのだと、思う。

さて、ここからがぼくの人生の本番。
素敵な生き方をしたい。
「ビジネス」もぼくらしく、進める。

冬の風は、その意思がはっきりとわかるほど、わずかでも重い。
手ごたえがある・・・。
だから、好きだ。
この風を、しっかりと掴んで、そして流すのだ。
流すことで、そこに「揚力」が発生して、船は進む。
人生の「風」もおんなじだ・・・。
そしてぼくは、大海に浮かぶ小さな船。
自ら風の中に身を置き、そして半身で風をいなし、進む。
ああ、これからの生き様だな・・・なんて思っていたら、ずいぶんと無口になっていた。

レッスンだから、それはまずい。
我にかえって、少しアドバイスをし、ホームポートに帰る。
暖かな、いい、冬の日だった。

by hwindlife | 2010-12-13 19:03 | ヨット  

待っていた風

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寒気が日本を覆ってきた。
予報では寒い朝になると、いっていた。
季節風が吹く・・・そのはずだ。

朝、犬のルナの散歩。
公園の木々も揺れている。
思ったほど、寒くはない。
少しグランドを走ってみる。
数週間前に痛めた「足」は、完治していないが軽く走ることができるようになった。
大丈夫、海に行こう。

カイト用のハイエースにお湯を積み、いつもの海に向かって走る。
CDはミスチルの新しいアルバム「SENSE」。
ボリュームをいっぱいにあげて、ガンガンいく。
このアルバム、聞くほどにいい・・・。

一時間と少しかかって、いつもの海。
少し風が南がかっているのか、風速の割に海が真っ白に沸き立っている。
風が強いが、強すぎるほどではない。
車をいつもの釣り堀にとめて、そこのおばちゃんと少し話す。
「こんな風が強い日に・・・好きだねー。寒くない?」
「風が強くないと面白くないんですよ。それにそんなに寒くないし・・・」

少しカイトのサイズに迷う。
ウェットに着替え、ボードを片手に、小さなサイズに決めたカイトを背中に
「ロングビーチ」と僕たちが呼ぶ、三河湾最奥のビーチまで300Mくらい歩く。
この距離が、ぼくは最近好きだ。
海を見る。
風を感じる。
今日のライディングの課題を思い、イメージングする。

ビーチには既に仲間が海に入っていた。
彼は還暦を超えているが、依然、アグレッシブ。
今日は二人。
平日の海・・・・・。

海はおばちゃんに強がったわけではなく、まだ、そんなには寒くなかった。
風は身を切るような冷たさはなく、海水温度も、まだまだ・・・だ。
ぼくは頭の中を流れる「ミスチル」のリズムで、快調に気分よく
走り、飛び、回った。
二時間強乗って、「足」のこともあり、少し早目に切り上げた。

帰りの高速、また「ミスチル」。
いつもの渋滞をしているが、いい気分で、苦にならない。
ちょっと疲れてるのが、いい感じ。
待ってた風が吹く季節になったな・・・・なんだか嬉しかった。

帰宅後、夕食の買い物、娘の保育園のお迎え、息子の塾からのピックアップ、
そして夕食作り、食事、犬の散歩、お風呂・・・・。
あわただしく日常が過ぎる。
やっと落ち着き、ふと気が付くと、左足が痛い。
ついでに、右腕の肘も痛い。
いつものことだ。
きっとずっと、つきあっていくんだろうな。
でも、今日は気分、悪くない。
あの、終わりがけのジャンプでのカイトループ、いい出来だったし・・・。

by hwindlife | 2010-12-09 23:03 | カイトボーディング