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夏休み最終日 息子とのベストDAY

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息子、夏休み最終日、なかなか一緒に思い切り遊べなかったこの夏。
最後にスケジュールがあいて、海に誘った。
そうだ・・・島へいこう!
ヨットに自転車を積み込んで、約10マイル離れた佐久島へ向かった。

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海は穏やか。
早速居眠り・・・。
また器用な場所で寝ている。
落ちやしないかと、心配もするが、こんな凪の日、ほっといた。

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唯一、今日見かけたヨット。
なぜか、夏の終わりを感じる・・・。
どうしてかな。
人気が少ない、海だからだろうか。

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気がつくと息子は涼しい場所を見つけて、爆睡・・・。
海を見ろよ!感じろよ!・・・と言いたいが、どうしても眠いらしい。
その後、スナメリに遭遇。
そう、彼らに会わせたかったんだよ、息子を。
息子もはしゃぐ。
一昨日、仕事でこの場所を通過した時も、彼らは待ち構えていたかのように
現れた。
ありがとね、息子の前に現れてくれて・・・。

     

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島に上陸したら自転車に乗って「ダチョウ」を見に行く。
それにしても「陸」は暑いね・・・。

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向日葵が、夏を惜しむように咲いていた。
いいな、こんな島風景。

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あまりの暑いので、佐久島の海水浴場で海に入る。
海が綺麗。
息子とワカメをぶつけ合ってはしゃぐ。
うん、楽しい・・・。

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さて、夏休み最後の思い出、できたかな。
ぼくにとっては、この夏のベストデイでした。

by hwindlife | 2010-08-31 23:40 | 息子とのこと  

涙の温度

悲しいとき、涙を流す。
嬉しいときも、涙が頬を伝う。
感情が心の中から溢れだして、そしてその気持ちが、瞳からこぼれるように。

ぼくは悲しい涙は堪えようとする。
流す涙を隠すように、うつむき、ぬぐい、歯をくいしばる。
涙を流すことで、弱い自分をさらにさらけ出すかのような気持ちになるのか・・・。
それでも、涙は流れる。

嬉しい涙は、「熱い」と感じる。
頬を伝うそれが、ずっと流れていく間も、その温度を感じる。
瞳をひらき、そして流れるままにする。
感じた心を、忘れないようにするためにも、涙はぬぐわない。

涙を流す自分を、大切にしたいと思う。
心が震える自分を、持ち続けたいから。
悲しい涙は、たくさん欲しくはないけれど・・・・。

今日、息子と映画を観た。
「きな子」というダメダメ警察犬の物語。
きなこ色のラブラドールが主役。
ぼくは愛犬のルナと、長年のパートナーだったさくらを想いながら観た。
息子が泣いていた。
そのたびに、ぼくの腕を映画館の暗闇でつかみ、顔を寄せてくる。
最初はわからなかったけど、ふと横顔を見ると、涙をぬぐっていた。

悲しい場面で、泣いていた。
嬉しい場面でも、泣いた。
ぼくは、そんな息子を感じて、泣いた・・・・。
暗いから、映画の場面もあるから、人目を気にせず涙を流した・・・。

「何度か泣けちゃったよー。いい話だったねぇー」・・・と息子。
「そうだな、でもどうして泣けたの?」
「悲しいときと、それからきな子が女の子と雨の中で会えたときに嬉しかった時・・・」
「嬉しくて泣けちゃったんだね・・・」

ぼくは息子の心が震えたことが、嬉しかった。
嬉しい涙を流したことが嬉しかった。
僕と同じようなところで、同じように感じ、気持ちが溢れたことが嬉しかった。

映画が終わり、そんな息子を愛おしく感じ、ギュッと手を握って、黙って歩いた。
何か話したら、泣けてきそうで、それならそれでもいいのに、でも・・・・。

帰宅して二人で愛犬を撫でまわした。
なんで今日に限って、こんなにかまってくれるのか戸惑いながらも、愛犬は喜んだ。
「ルナときな子、どっちがドジかな?」息子が言う。
「いい勝負だな・・・」笑って答えた。
息子も、笑った・・・・。

by hwindlife | 2010-08-28 00:57 | 息子とのこと  

瞬間の判断

自然と対峙するとき、ときに、クリティカルな判断を迫られることがある。
鮮明に記憶に残るのは、1983年の冬の北アルプス滝谷だ。
ソロでその谷を、厳冬期に下からつめて、稜線を奥穂高、ジャンダルム、西穂へと
継続クライミングするプランだった。
前半にその難所はある。
垂直な二番目の壁は、時折上部からの雪のシャワーに流されていた。
想定していたルートは、その壁を右にトラバースしてから直上するものだったが
そのときのシチュエーションでは、そのルートはいかにも「不合理的」すぎた。
直感的にそこを左上し、かなり上部になって上が開けてから、ぼくは右にクライムした。
左上するルートは、情報はなかった。
でも、右への進路に不安を感じて、そして迷う時間もなかった。
そんな場面での迷いは、ネガティブな思考を呼び起こすし、結果、よくないことが起こる。
迷ったら、撤退する。
それが自分の基準でもあった。
でも、そのとき、ぼくは迷わず「判断」した。
判断の基準はただ、自分のインスピレーション。

左へしばらく登ったころ、右の予定したルートが大きな雪のシャワーに強く流されているのを
目撃した。
直撃をくらっていたら、きっと下まで100mあまり飛ばされていたに違いない。
ちょっと「ゾクッ」としたが、そら、そうだろ・・・と思うしたたかな自分がいた。
早い判断をしたときに、あまり間違ったことがない・・・。
今、思い出しても、そうだったことが多いのだ。

先日、ヨットで三重県から蒲郡へのクルージング中。
大王崎沖で、急に風と波があがった。
ヨットは少し不安定な動きをしだした。
波によるロールが激しい。
こんなときのベストの対処は、セールを小さくして、波の腹を走らない角度で進む。
ただ、セールを小さくするには、船を風上に立てねばならず、そのタイミングでは
波を船の横から受ける。
結果、大きくロール、もしくはダウンする可能性もあると感じた。
瞬間、このままのフルセールで、左手の岩礁だけには気を付けてフルスピードで
波にまけない速度でこのエリアを突っ切る判断をした。

結果は、素早くその場所をくぐりぬけ、同乗者にも不安を抱かせることはなかった。
ぼくにその時、迷いがなかったことが、いい結果につながったと思っている。

さて、では、今まで間違った判断をしたことはなかったのか・・・・。
いや、情けないが、たくさん、ある・・・。
そのために、大事故になったことも。
友人すら失ったこともある。
後悔の「やま」だ。
やはり、そんなとき、ぼくは判断する前に、かなり迷っていた。
迷いに迷った判断は、精度が落ちる。
そしてなにより、迷っているうちに、その選択肢がどんどんと減っていくのだ。
結果、出来ることは限られ、追いつめられる。

「迷ったら、すぐにやめる。
直感的に判断できたら、自信を持って進む。」

ぼくは自分に、あらためてそう、言い聞かせる。
自然は、人間に、そう甘くはないのだ・・・・・。

by hwindlife | 2010-08-26 00:44 | 自然について  

岬への想い

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もう何年も前、ぼくはこの「御座岬」へなんどか、来た。
ここは今まで、特別な「場所」だった。
明確な、そこへ来た理由は今もわからないまま、時は過ぎた。
そしてぼくは、海からその岬をながめ、そんなこともあったなと、思えるようになった。

深夜、車を飛ばし、何時間もかけて、引かれるようにここへ来た。
そのとき過去に、陸路から来たことはない。
ただ、あるとき、海からここを眺めた時、理由もわからず
胸の奥のあたりが疼いたことが、ただ考えられるここへ来た、唯一の「わけ」だった。
ぼくは車を降り、灯台のへりで深夜の時間を過ごした。
これから先、ぼくはどう生きてゆくのか、見失っていたことは確かだった。

ときが止まって、じっとそこにたたずみ、太陽が昇る前、空が青くなり始めた時間には
何かから逃げるようにそこを後にした。
そんなことが、数回・・・・。

あのとき、苦しい胸を抱え、そのわけもわからないいまま、じっとうずくまった。
あのとき、ぼくが見つめていたのは、海だったのか、空だったのか・・・・。
あのとき、ぼくが、もう一歩海の方へ踏み出さなかったわけは、なんだったのか・・・。
胸が潰れそうになる、あの感触だけが、今もかすかにぼくの「奥」に残っている。

ぼくはこの夏、何度もこの岬を眺めた。
もちろん、あのときのことがあるから、確かめたい気持ちもあった。
岬の下に、アンカリングし、ときも過ごした。
でも、何もなかった。
美しい岬には違いないけれど、今のぼくにとって、いくつかうちのひとつでしかないことが
よくわかった。
ぼくは、確かにあの「とき」をくぐりぬけて、そしてなんとか、変わったことを
確信した。
そして少し、安心した。
何年ものあいだ、特別だった「岬」は、ただの岬になった。

少し強い風の中、ぼくはヨットをその岬先へ滑らせた。
景色は、そのときと変わっているわけではなく、それでもぼくの心の奥で
何も起こらない。
緑が美しい岬だ・・・・。
シンプルに、そう思った。
白い灯台が緑に映えるな・・・。
そう思った。
風が少し南に振れた。
ぼくの視線は、南の海の果てを見つめた。
ヨットは、軽快にヒールし、波の背を超えてゆく。
気がつくと、あの「岬」は船の後方になっていたが、あえてぼくは振り返らなかった。
その、理由もなかった。

夏が過ぎてゆく。
五カ所湾で過ごした、少し特別な夏が、もう終わろうとしていた・・・・。

by hwindlife | 2010-08-20 23:54 | 好きなこと大切なこと  

夜明けの「青」

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五ヵ所湾でのレッスンの間の休息日。
深夜、ぼくは音がない入り江に、深く吸い込まれるような思いでいた。
先ほどまで聞こえていた虫の声も、いつしか聞こえない。
風も止まったようで、ルーズに張ったリギンすら、少しも揺れない。
ぼくは暗いキャビンの中で、ひとり眠れず、息をひそめる。
船をとりまくこの時間、空間を、ぼくはただ何も思考せず、じっと、感じている・・・・。
そう、メディテーションしているかのような感覚。

ぼくはキャビンの出口から、空の色を見つめる。
漆黒だった空は、つかの間、目を離したすきになのか、濃い藍に変わり
みるみる青さを増してきた。
ゆっくりとキャビンを出て、コクピットに座る。
マリーナ全体が、青く染まっている。
この青は、夕暮れのそれとは少し違う・・・そう思った。

真夏の、猛暑を記録する時期なのに、船をとりまく空気は少しひんやりとしている。
まわりの多くの「緑」が、息をしているからだろうか。
海が、冷たいのだろうか。

いつの間にか、空から星たちが姿を消していた。
これから始まる「夏日」が、同じつながった時間とは思いがたい、特別な「とき」だった。

by hwindlife | 2010-08-20 22:07  

五ヵ所湾 クルージングレッスン 桧扇荘

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五カ所湾での三回目のレッスン。
レッスンに合わせて、深夜、名古屋からマリーナ入りした。
今回は二日間の予定で、静岡から参加してくれるKさん。
初日は静かな志摩ヨットハーバーのけしきのいいサロンで机上講習。
午後からは船の説明をし、しばらく湾内をクルーズ。

二日目、せっかく「いい場所」にいるのだからと英虞湾へ足を延ばすことにした。
五カ所の湾口を出るとうねりがやや大きくなる。
あきらかに外洋のうねり。
南東の風をうけて、御座岬へ向かう。
しばらくして英虞湾にはいると、うねりは穏やかになった。

迷路のように入り組む湾を、慎重に奥に奥に進む。
ナビゲーションのとてもよいトレーニングとなる。
入り江をずっと奥、この先まだいけるの?と思うほどの奥に
目的地はある。
桧扇荘。
小さな桟橋を持った、桧造りの素敵な海宿。
ここでランチとする。
ついでに、ここのすばらしい桧の露天風呂にも入れて頂く。
至福だ。
露天風呂から、自分の船を見る。
風が静かに入り江をわたる・・・・。
平日の午後の、湾の奥の奥の、小さな入り江。
風の音しかしない。
先ほどまで聞こえていたセミたちはどこへ行ったのだろう・・・。

ここへはヨットを始めた最初のころ、苦労してたどり着いた。
あまりの悪天候に疲労困憊し、桟橋につけたあとも船から降りられなかった。
あれから何回もここへは訪れているが、ずっとそのときのことを覚えていて
懐かしい場所でもある。

ウミトモセーリングスクールは、もちろんテクニックトレーニングも
しっかりと実施する。
それに加えて、すばらしいロケーションへ、ご案内したいとも思っている。
その実現方法が「クルーズ&ラン」なのだ。
ぼくはインストラクターであり、それ以上に優秀なガイドでありたいと
いつも願っている。

帰り道はセーリングトレーニングをしながら。
カミングアバウト、ジャイビング、ヒーブツー・・・。
二日目としては、理想的なスクールデーとなった。
Kさんは次回は蒲郡でのレッスン予定だ。

by hwindlife | 2010-08-06 22:04 | ヨット  

素晴らしき「五カ所湾」

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ここはどこの国?と目をうたがうような深い入り江。
そしてその奥に、これまた日本ではあまりみかけないムアリングされたヨットハーバー。
いつもいる、便利なマリーナは残念ながら自然を感じることができないのだなと
ここへ来ると再認識させられる。

桟橋から海を覗きこめば、50cmもあろうかと思われる魚が何匹も見える。
透明度が高い海は、その浅いところでは明るいグリーンとなっていて
もし息子がこの場面を見れば「バスクリン入れたの?」とでも言うかもしれない。
そして、音。
誰もいない桟橋で、聞こえる音は、朝は鳥の声。
夜は、深い入り江を渡る、風の音・・・。
人が作り出す音は、なにもない。

最初のスクール生が帰り、そして次のスクールまでのしばらく合間。
ゆっくりとした時間が過ぎる。

近くの海に潜ってみた。
5メートルほどの海底の岩に、岩ガキがいくつか見えた。
なんとかそれを採りたかった。
何度も、潜ったが、それは岩に強固に張り付き、息が続かない。
ぼくが潜るまわりには、いろんな種類の魚が泳ぐのが見える。
悔しいけど、まあ、いいか。
いっぱい、魚に会えたしね。

五カ所湾でお盆まで4回ほどレッスンをする。
最後のレッスンで三河湾へ帰る。
いろんな人と、この自然を共有できるのは嬉しいことだと思う。

静かだなぁ・・・。
静かすぎて、ちょっと怖い・・・。
だって風の音は、子どもの話し声に聞こえちゃうんだから・・・。
贅沢な悩みだなぁ。

by hwindlife | 2010-08-02 23:08 | ヨット