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「天国で君に逢えたら」DVD発売

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少し遅くなりましたが・・・22日に天君のDVDが発売となりました。
二枚組みは少しお値段は高いのですが、特典映像がいっぱい。
それに夏っちゃんの写真がたくさん載った小冊子つきです。
ウィンドサーフィンをこんなにメジャーな形で世の中に送り出した夏ちゃんは、やはりすごい。
もっと多くの人が、彼と彼の家族の素敵な生き様を感じてくれますように・・・・・・・。

by hwindlife | 2008-02-26 22:21 | 好きなこと大切なこと  

春一番

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この週末、日本海を低気圧が発達しながら通過して、強風になりました。
この風は関東地方では南よりの強風となり、「春一番」になったようです。
こんなに寒いのに「春一番」なの?
と思いたくなりますが、立春から春分の日の間で、日本海に低気圧があり
前日より気温があがりながら南よりの強風が吹く・・・・。
そういった条件がともなって、関東地方では「春一番」に認定です。

中部地方といえば、寒く北よりの強風。
土曜日などはあちらこちらで瞬間風速が30m/s近くとなりました。
風はあるのに、乗るに乗れない・・・・そんな少しフラストレーションの溜まる状況でした。
乗れる場所を探しに探して辿りついた矢作川。
ここでもまるで沸騰しているかのような状態の水面に、ぼくは諦めがつきました。
風速計は22m/sをさしていました・・・・。

日曜日、同じ様な状況かと諦めながらも、日長海岸へでかけました。
ここは少し風がブランケになり、まだ乗れるかと思ったのです。
結果・・・・・・かなりガスティーな風の中、一時間ほど海に入ることができました。
今日は昨日とは違い、どこでも乗れたかもしれません。
それにしても寒く、海からあがってしばらくは口がきけませんでした。
話そうと思っても、顔の筋肉が冷えてしまってうまく動かず、言葉になりません。
しばらく外海でばかり乗っていたので、この寒さは堪えます。
楽しい・・・ようなコンディションではありませんでしたが、それでも昨日からの
ざわついた気持ちは、少し治まりました。
海は・・・・やさしいクスリです。

by hwindlife | 2008-02-24 22:05 | 自然について  

サーフボード

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カイト用の新しいサーフボードを手に入れました。
外海の波の中、カイトでサーフィンのするためのボードです。
今まではツインチップと呼ばれる、ウェークボードのようなボードを使用していました。
これは「波乗り用」です。
通常のサーフボードとの違いは、そのロッカー(ボトムのカーブ)とデッキにストラップが
付いていること。
このボードですばやくゲッティングアウトし、そして沖合から波に乗ってくるのです。
掘れた波のボトムを、カイトを振りながらボトムターン。
ボードをはしらせ、ブレイクするリップに角度をつけてボードをあてて返す・・・。
そんなイメージが頭いっぱいに膨らんでいます。

深夜の家のホール。
ボードのストラップに足を入れてみて、またイメージング・・・・。
明日は風が強そうです。
このボードで、久しぶりに攻めてみよう。
そんな気持ちで、週末をむかえることができるのは、なんだか幸せです。
「海のクスリ」が少し効いてきたのでしょうか・・・・。
それとも春が近いのかな・・・・・。

by hwindlife | 2008-02-22 23:22 | カイトボーディング  

暖かい海

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「遠州の海」は暖かい。
これはずっと以前、ウィンドで御前崎に通っていた頃から感じていました。
それは気温もそうですし、海水温も暖かいのです。
とはいえ、これは三河湾や伊勢湾などの内海に比べてのことですが・・・・・。

袋井から南下して150号線にあたり、それを御前崎方面、東へ向かうといくつものポイントが
あります。
この道を風を気にしながら走っていると感じることがあります。
それは、空が明るい・・・ことです。
寒気が日本を覆うタイミングですら、この周辺は雲が少なく日照時間が名古屋などに比べると
圧倒的に長い。
気温の差をアメダスで確認すると、2度から4度!違うのです。
名古屋の日中の最高気温が5度だったある日、この周辺の磐田では10度!でした。
暖かく感じるはずです。
水温は計ったことはありませんが、浸かった感触も飛び上がるほどのものではなく
確かに内海に比べれば暖かいはずです。

他に比べれば暖かく、そして風は強く吹き、波もある・・・・。
日本中からカイトボーダーやウィンドサーファーが集まるわけです。
ある日は30機近くのカイトが明るい空にあがっていました。

カイトを終わり、ビーチにへたり込んでも凍えるほどではなく少し余韻を楽しむ余裕すらあります。
ビーチに居合わせた友人と、近況や仲間のことを話し込むのも楽しいものです。
暖かい遠州の海ならではの場面ではありました。


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by hwindlife | 2008-02-20 21:28 | カイトボーディング  

生きている海

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夜中からずっと、舞阪の灯台の風速をネットで確かめていました。
確実に吹く・・・・・そう思っていました。
でも風邪が・・・・・そんなことは早朝再び風速をチェックしたとき、すっかり忘れていました。

遠州灘、浜野海岸。
すでに10人ほどがカイトで海に出ていました。
風速は10m/sからブローで15m/s。
あがってきた人は口ぐちに「風が強い・・・・」とつぶやきました。
ぼくは一番小さな7㎡をセットして、偶然居合わせた友人にアシストしてもらい慎重に海に出ました。
インサイドのショアブレークはそれほど大きくありません。
でもアウトに出るとそれは結構大きなウネリになっていて、少し緊張します。
どこまでいっても、どこにいてもこの「海」は動いています。
ぼくがそこにじっと佇むことを許してはくれません。
常に波、うねり、そして風に合わせてぼくは動いていなければならないのです。
ポジションをキープするために、積極的に動かねばならないのです。
この海は生きている・・・そう感じます。
だからこそ、濃密な時間になるのだ・・・・そう思います。
何度かアウト・インを繰り返し、これで最後のいっぽんにしよう・・・。
そう思ってアウトに出たとき、沖で大きなブレークしそうなウネリに遭遇しました。
その波にボードをあてて、ジャイブテイクオフしよう・・・・瞬間に思ったのもつかの間、
目前の数メートルの波を前に腰が引けました。
ビビった・・・ちびった・・・のです。
積極的に動けば波はシンクロして優しく、自然にふるまえるものを、しり込みしたチキンには
それは厳しく叱責するかのようにブレイクの中にぼくを巻き込みました・・・・。
しばらくまかれ・・・・それでも波間に顔を出したときカイトは空に浮いてぼくを待っていました。
少し気を落とし、いやかなり落とし、ぼくはビーチへ向かいました・・・・。

その後、風速はあがるばかり。
気落ちしてさっさとかたずけて、車を置いた高台から、海を見ていました。
もういっかい、入ってさっきの「ツケ」をはらってくるべきかどうか・・・・。
悩んでいるうちに、時間だけが過ぎてしまいました。

ぼくは今日、腰が引けて情けない醜態を、海の中で露呈しました。
それでまかれて、水を飲み、目が覚めました。
あのとき、ぼくはもういっかい、海と向き合うべきでした。
もうあの波間に身を置き、力を抜いて自然に振る舞うべきでした。
今日最後のライディングが、あのままではダメでした。
うまくてスタイリッシュでないとしても、自分が納得するように海と向き合おう・・・・。
帰り道、ぼくはそう強く思いました。

まだ・・・・明日があります。
明日も風は残るはずです。

by hwindlife | 2008-02-16 23:29 | カイトボーディング  

「外海」にでるということ

今年になってからようやくカイトで「外海」に出ることができるようになりました。
ここでいう「外海」とは、湾内の海ではない、外洋に面した「海」です。
ウィンドサーフィンでウェーブライディングをするとき、ぼくは遠州灘に面した「外海」に
足げく通ったものです。
内海に比べて圧倒的に波が高く、潮も速く、海らしい。
波に対するスキルが必要です。

長らく平水面である湾内の海や川で練習をしてきましたが、ようやく今年になって
外海に出る自信がついてきました。
カイトでウェーブライディングするぞ!
そう心に決めて練習しはじめてから、ずいぶんと時間がかかったものです。
途中、足首をひどく痛めたりもして、二年越し・・・です。

寒波が襲来した某日、御前崎の少し浜松より、「浜野」といわれるポイントにエントリーしました。
風は少しオフショア、10mくらい。
波は小さくて腰胸くらいでした。
インサイドの浅いショアブレイクの中でウォータースタートし、崩れる波をよけながら
ゲッティングアウトすると、そこは緩やかな深い藍の谷間。
なんだかずいぶん、懐かしい思いがします。
沖でスイッチターンしてインサイドへ波に乗りながらはしれば、ウィンドサーフィンで
そうしたときのことが、蘇ります。

ビーチにも海にも誰もいなくて、一人でした。
遠州灘の砂は細かく軽く、風に飛ばされて吹雪のようです。
慎重にカイトをあげて、誰もいない海にでます。
波を越えるタイミング、風上に上る意識、波をみつける目・・・・・。
自然にそんなスキルが蘇ります。
今これが、カイトサーフィンであることを忘れています。
ウィンドのときと、同じ感覚です。

やっとぼくはここへ、戻ってこれたんだな・・・・・・・。

ふと、そう思いました。

ウィンドをはじめた20代。
毎週のように、いや風がふけばいつも、この遠州灘に通いました。
あのとき、ぼくはあの波間に何を夢見ていたのか、今ではぼんやりとしか思い出せません。
でも、乗る前の気持ちの高揚、乗っているときの無心、乗り終わった後の満足した倦怠感・・。
それは確かに覚えています。
ぼくは外海に向かうボロい車の中、いつも「尾崎豊」をかけていました。
なんだかその歌詞に気持ちが高揚し、刹那な気持ちにもなったのです。
今でも「尾崎豊」をラジオから聞けば、外海に向かう若き時代を思いだします。

今年、西よりの季節風が遠州灘を抜ける春までのあいだ
どれくらいぼくはそこへ通えるでしょうか。
海がぼくを受け入れてくれている・・・・そんな気持ちになれるよう、ぼくは精進するつもりです。
今週末、風は残るでしょうか・・・。

by hwindlife | 2008-02-15 22:16 | カイトボーディング  

たった一日の「大雪」

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今シーズン、初めて名古屋に雪が降りました。
土曜日、午前中早くから小さな粒の雪が舞い始めました。
ほどなくして、それは大きくフワフワと舞うようになり、積る予感です。
ぼくはお休みなのに、どこにも出かけられないこの天気に、少し凹んでいました。
窓の外がみるみる真っ白になっていき、曇った空なのに、外が明るくなってきたように感じます。
雪を見ていたら、自分の中に「疼き」を感じました。
ぼくは雪の山が何より好きです。
雪に覆われた山々は、その峰がその谷が、すべてゆるやかなやさしい曲線になります。
そしてその雪が音を吸い込み、なんとも言えない「静寂」がそこにあるのです。
雪だまりの谷底に佇むと、少々の風の音すら雪に吸収されて、自分が中心の「真空」の時間を
感じます。
ぼくは自分の息も潜め、獣の一匹としてそこにじっとしてみます・・・・・。

雪を見てたら少し元気になり、息子を誘って近くの公園へ出かけました。
想像以上に積った雪で、ほんの束の間、しばらくぶりの雪の感触を楽しみました。
この雪は、きっともう翌日には消えてなくなるでしょう。
刹那な純白の風景を少し切なく感じました。

公園からの帰り道、先ほどまでのフワフワした雪は既に雨混じりになっていました。
「今日だけだからね、よく見ておけよ・・・」
そう息子に声をかけると、彼は無言で空を見上げました・・・・・・。

         

by hwindlife | 2008-02-11 00:01 | 自然について  

海鳴る風

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今日仕事の帰りみち、名古屋郊外。
田んぼの向こうににオレンジ色の夕日が落ちていきました。
写真を撮りたい衝動に駆られましたが、この光景はほんの一瞬で
構えているあいだに、それが終わってしまうことが予測できるから
ぼくは車を道の片隅に寄せて、それが雲の切れ目に、雲の輪郭をくっきりとした光で彩りながら
隠れていくのをじっと見つめていました。
北風が少し強く吹いているのを感じました。
そのときふと唐突に、あの「大切な歌」のひとつのフレーズが急に気になりました。
友人の映画のため作ってくれた、あの桑田さんの「風の詩を聴かせて」です。

♪海鳴る風に抱かれ・・・・♪

海鳴る風・・・・ってどんな感じだろう。
海が鳴るのか、風が鳴るのか・・・・・。
風が渡る遠州、御前崎を思い浮かべてみました。
風が強く吹く日は、波も高くなります。
海を渡ってくる風の音とそしてその風によって作られる波の音が、ときに交互に
ときにシンクロして聞こえてきます。
海鳴る風・・・・・あの御前崎の風景が、胸をよぎります。

ぼくは日付が変わるころの深夜、急にそのうたが歌いたくなりました。
ボリュームを小さくして、小さな「エレキ」ギターを持ち出し
風邪で少しかすれた声で、ぼそぼそと歌いました。

♪海鳴る風に抱かれ・・・・♪

かすれた声でも、小さなボリュームでも、歌を歌うっていうのはいいものです。
なんだかとても気持ちよくなって、何度も何度もリフレインしました。
そして「この歌」が、やっぱりとてもいい歌だと、友人を思い浮かべながら思うのでした。

今日は娘の誕生日、そしてしばらくすればその友人の命日がやってきます。
今年のその日は、海にいたい・・・・そう思います。

by hwindlife | 2008-02-09 00:09 | 好きなこと大切なこと  

破戒

「木曽路はすべて山の中である。
あるところは岨づたいに行く崖の道であり、あるところは数十間の深さに臨む木曽川の岸であり
あるところは山の尾をめぐる谷の入口である。
一筋の街道はこの深い森林地帯を貫いていた。」
島崎藤村 「夜明け前」より・・・・・

ぼくはこの小説のこの部分を、中学生の頃から「暗唱」していました。
あの頃、小説をむさぼるように読んだあの頃、一番好きな作家が島崎藤村でした。
そして最初に読んだ小説が「夜明け前」。
ぼくはその小説のイントロの文章を読んだとき、頭の中にその風景が鮮やかに想像できました。
訪れたこともないその谷間の小さな村の風情が、なんだか懐かしくさえ思えたのが不思議でした。
そして中学二年の春、ぼくはそこへ初めての一人旅をしました。
買ってもらったばかりのカメラを大切に持って、一人中央線に乗り、旧中仙道を落合宿から
馬篭、妻籠と辿ったのです。
小さなリュックサックを背中に、母親のお弁当を入れて・・・・。
その道を辿りながら、ぼくは小説のあのイントロの部分を口ずさみ、そして胸に迫った
あの内容を思い起こしていました。
初めてのひとり旅はとても緊張して、その分だけ心の奥に強い印象で残っています。
「夜明け前」から始まったぼくの木曽谷の旅は、その後その背後に聳える中央アルプスを
木曽側から登りつくしたり、木曽から御岳、そしてその先の山岳地帯を徒歩で縦断して
高山へ抜ける旅をしたりと、どんどんと深くなりました。

ぼくにとって木曽谷への愛着の始まりは島崎藤村なのです。

そして島崎藤村といえば長野県の小諸です。
ここには懐古園などという、藤村ゆかりの場所もあります。
ぼくはここにも特別な思いがあります。

「小諸なる 古城のほとり
雲白く 遊子悲しむ
緑なす はこべは萌えず
若草も 藉くによしなし・・・・」
島崎藤村 千曲川旅情より

この詩はぼくが今のぼくの息子ほど歳のころから、母親がよく口ずさんでいたものです。
長野県にゆかりのある母親は、この詩に懐かしさを深く込めて、よくぼくの耳元で
流れるような抑揚をつけて詠っていました。
ぼくはなにげにそれを聞き、知らぬ間にそれをぼく自身も暗唱できるようになっていました。
母親が詠った「千曲川旅情」、そして島崎藤村の一番刺激的だった小説「破戒」の舞台として
ぼくは行ったことのない小諸という町に、これまた懐かしさのようなものを感じていました。
大学生の頃、長野県の周遊切符ではじめて訪れた小諸。
懐古園の端っこ、千曲川を望む高台に立って、母親から聞きつづけた「千曲川旅情」を
ぼくもそこで諳んじました。
春浅い、ところどころに雪が残る川岸。
冷たく硬く流れる千曲川の風景に、なんだか物悲しくなったのを覚えています。
ぼくは結局、小諸の町に一週間近く滞在して、それでもこれといって何もせず
町を端から端まで歩き、千曲川をわたり、ある日はずっと望月の村のほうまで散策したりして
若いくせに、地味な日々を過ごしたものです。
それはきっとやはり、小諸・・・に特別な感傷があったからなのかもしれません。

今日、本屋である本を探していて、ふと「夜明け前」を見かけました。
いったん手に取りましたが、その表紙をながめただけでそっと棚に戻しました。
それだけで、ぼくには木曽谷のことや、小諸のことが充分に思い出せるきかっけになりました。
いつかまた、坊主頭で150cmにも満たなかった少年のぼくが読んだ藤村の作品を
ゆっくりと読んでみよう・・・・・そう思います。
そうだな・・・・息子が中学生になったら、あの頃のぼくと同い年になったら
読み始めてみるのもいいかな・・・・。

by hwindlife | 2008-02-05 23:59 | 好きなこと大切なこと