息子の一人旅・・・
一人旅・・・・ではありません。
大好きな伯母の東京の家に、迎えに来てもらって一緒に行くのです。
ですから、道中なんの心配もありません。
ただ、独りで自分の家ではないところに泊まる・・・・それだけのことです。
息子は少し前、ウィンドの友人の家にひとりでお泊りしました。
だから夜も、平気です・・・・・。
でもなんだか・・・・複雑なぼくの心の内。
ああ、もう一人でお泊りできるくらいになったんだなぁ・・・・。
夜、横にいないと眠れなくて、ずっと手をつないでいたくせに・・・・。
夜中に起きて、横に誰か居ないと大泣きしてたくせに・・・。
もうすぐ、五歳だもんね。
成長したんだ・・・。
寂しい思いを抱くのは、なぜだかぼくのほうです。
ちょっと癪ですが、事実です。
なんだか少し、息子が自立しながらも離れていくような気がして少し寂しいのです。
でも・・・・思い起こしてみれば、ぼくも幼いときからよく親戚や他人の家に泊まりにいくのが
とても好きでした。
両親はどんな思いだったでしょう・・・・。
東京から帰ってきた息子がぼくに言いました。
「パパぁ・・・だいじょうぶだったぁ?」
「なにがだよ」
「だからさぁ・・・寂しくなかった?」
「・・・・・・・」
息子にすら見透かされていて、ちょっと照れくさいやら、悔しいやら・・・。
それにしても生意気なことを言うようになったものです。
数年前には手のひらに乗るくらい小さかったくせに・・・。
ゴールデンウィークの最後の日、いつもの緑地公園で過ごしました。
久しぶりに息子の自転車の練習をしてみました。
少し大きくなった息子は、しっかりと両足が地面について、安定して漕ぎ出すことが
できるようになっていました。
時折、コケて半泣きになっていますが、自分で踏み出しペダルを踏んで、思うところにいける
楽しみを充分に堪能していました。
子供の成長は、沢山の嬉しさと、楽しさとそして少しだけの寂しさが入り混じっていることを
ぼくは感じています。
寂しさすら、素敵な感情ではあるのですが・・・・・。
by hwindlife | 2008-05-08 00:13 | 息子とのこと