後天的関係
ライディング・ジャイアンツ
久しぶりに「ライディング・ジャイアンツ」を観ました。
カリォルニアの「マーベリック」やマウイの「ジョウズ」のライディングシーンは
そんなビッグウェーブに入れないものさえ、震撼させる凄さがあります。
時速にすれば60kmを超えるスピードで、5階建ての建物よりも大きな波が迫るジョウズでの
シーンでは、とても苦しくなり、気がつけば知らぬ間にぼくは息を止めていたのでした・・・。
何度観ても、この映像はその時々に違った感覚を刺激的に心の奥に残します。
「あそこ」にいたい・・・そうは思えないけれど、そこにいたら感じるであろう「恍惚」な魂の震えを
これから生きているうち、感じることが出来たら幸せです。
この映画には多くの尊敬すべきサーファーたちが登場します。
ジェリー・ロペス、ピーター・コール、ケリー・スレイター、デイブ・カラマ・・・・・・・。
そして誰よりも、レイアード・ハミルトン、彼の義父のビリー・ハミルトン。
何度もビリー・ハミルトンが息子のことを語るシーンがあります。
友達のように、そして先輩らしく、なにより愛情満ちた父親としてのコメントが胸を打ちます。
息子のことを尊敬し、認めているのがよくわかります。
息子のレイアードは、小さな頃からレジェンド・サーファーの父親を誇りとして、慕ってきたのが
わかります。
最初に出会ったのは、レイアードとビリー。
レイアードが小学生の頃、ビーチでボディーサーフィンをしていたとき、有名なサーファーだった
ビリーと出会ったそうです。
その後、母親に幼きレイアードがビリーーを紹介し、そしていつしか父親に・・・・・・・。
血が繋がっていないのです。
それまで父親がいなかったレイアードは、しっかりその「父親」の影響を深く受けて
希有なビッグ・ウェーブサーファーになっっていったのでした。
所詮、父親は「産んで」いないので、子供との関係は最初は希薄です。
血が繋がっているという実感は、ほんとうはあまりないのです。
目元が似ているとかなどという部分で、父親としての確信を感じることができたとしても
それはきっと母親が体の、心の奥底から本能として感じる「繋がり」とは程遠いものと感じます。
父親は、母親が出産してすでに確立している「絆」を、産まれてから以降
後天的に築いていかねばならない宿命であるように感じます。
だからこそ、父親はそこに「努力」が必要なのです。
親子になるために・・・・・・。
レイアードとビリーの関係に、いつもと違った「思い」を感じた今日でした。
久しぶりに「ライディング・ジャイアンツ」を観ました。
カリォルニアの「マーベリック」やマウイの「ジョウズ」のライディングシーンは
そんなビッグウェーブに入れないものさえ、震撼させる凄さがあります。
時速にすれば60kmを超えるスピードで、5階建ての建物よりも大きな波が迫るジョウズでの
シーンでは、とても苦しくなり、気がつけば知らぬ間にぼくは息を止めていたのでした・・・。
何度観ても、この映像はその時々に違った感覚を刺激的に心の奥に残します。
「あそこ」にいたい・・・そうは思えないけれど、そこにいたら感じるであろう「恍惚」な魂の震えを
これから生きているうち、感じることが出来たら幸せです。
この映画には多くの尊敬すべきサーファーたちが登場します。
ジェリー・ロペス、ピーター・コール、ケリー・スレイター、デイブ・カラマ・・・・・・・。
そして誰よりも、レイアード・ハミルトン、彼の義父のビリー・ハミルトン。
何度もビリー・ハミルトンが息子のことを語るシーンがあります。
友達のように、そして先輩らしく、なにより愛情満ちた父親としてのコメントが胸を打ちます。
息子のことを尊敬し、認めているのがよくわかります。
息子のレイアードは、小さな頃からレジェンド・サーファーの父親を誇りとして、慕ってきたのが
わかります。
最初に出会ったのは、レイアードとビリー。
レイアードが小学生の頃、ビーチでボディーサーフィンをしていたとき、有名なサーファーだった
ビリーと出会ったそうです。
その後、母親に幼きレイアードがビリーーを紹介し、そしていつしか父親に・・・・・・・。
血が繋がっていないのです。
それまで父親がいなかったレイアードは、しっかりその「父親」の影響を深く受けて
希有なビッグ・ウェーブサーファーになっっていったのでした。
所詮、父親は「産んで」いないので、子供との関係は最初は希薄です。
血が繋がっているという実感は、ほんとうはあまりないのです。
目元が似ているとかなどという部分で、父親としての確信を感じることができたとしても
それはきっと母親が体の、心の奥底から本能として感じる「繋がり」とは程遠いものと感じます。
父親は、母親が出産してすでに確立している「絆」を、産まれてから以降
後天的に築いていかねばならない宿命であるように感じます。
だからこそ、父親はそこに「努力」が必要なのです。
親子になるために・・・・・・。
レイアードとビリーの関係に、いつもと違った「思い」を感じた今日でした。
by hwindlife | 2007-12-15 22:29 | 息子とのこと