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同じ「匂い」・・・・

時任三郎

少し前に、時任三郎がシーカヤックでカナダを旅する番組を見ました。
クイーン・シャーロット島を、はるか昔そこに住んでいた先住民が残した「トーテムポール」を
カヤックで訪ねる旅です。
悪天候の中、奮闘する姿が感動的でした。
最後に彼が、自分の家族のことに想いをはせ、涙したときなぜかぼくの目も潤みました。

仕事を休業して家族とニュージーランドに移住してからの、彼の復帰仕事が
「Dr. コトー」でした。
そこでの彼とその息子役の演技に、ぼくは何度泣かされたでしょう。
父親と息子の間の、静かな熱い絆に、ぼくの求めている「家族」を見たし
ぼくはぼくが、そして息子との間がそうあることができるかと考えずにはいられませんでした。

あの時任三郎の演技は、きっと自分の子供たちへの愛情がリアルに反映されたものだった
気がします。
ほんとうの彼のバックボーンに、子を想う気持ちが強くあるから、見る側にもそれが伝わったのだと。

昔から好きな俳優ではありましたが、最近ずっと好きになりました。

あらたに誰かと会うとき、ぼくはぼくと同じ「匂い」がするのか、そうでないのか・・・・・
そんなふうに思うことがあります。
けっして差別とか、いじけとかではなく、ぼくと「同類」であるかのようなひとに会うと
少しだけ安心したりもします。
それは会ったときに直感的に感ずる「匂い」みたいなもの・・・・・・。
自分が自分自身をマイノリティーだと感じているいるからこそ
そんなことを意識してしまうのかもしれません。
ほんとうは自分が思うほど、きっとマイノリティーなんかじゃなくて、普通なんですけどね・・・。
時任三郎に、なんだか自分と同じような「匂い」を(勝手に)感じました。
だからとても身近に・・・・・。

自分らしく生きようとする彼に共感し、人の目にさらされる「芸能界」などという極端な世界で
それでもなお、そう思い続ける彼を尊敬します。

実は同世代・・・・・。
勇気をもらっています・・・・・・。

by hwindlife | 2007-11-24 11:18 | 好きなこと大切なこと  

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